マークレビンソン特集 2014年の新作や現在販売モデルの特長+ 購入用リンク



 今回は、”マークレビンソン”の2014年版現行機種特集。 
日本で公式に販売されているレギュラーモデル、新型機の解説や、購入用リンクをご案内します

■ Mark Levinson 2014年 発売機種とニュース




 今年の新製品は、インテグレーテッドアンプのNo585が登場。
アナログとデジタル入力も備えられて 最新のデジタル機器に対応できるアンプです。


 ● マークレビンソン関連のニュース

 日本でのマークレビンソン情報では、取り扱いのハーマンインターナショナルに実店舗ができました。
HARMAN Store(ハーマンストア)東京ミッドタウン店がオープン。 ~ ハーマンの取り扱いメーカーの製品が展示され、Mark Levinson製品も取り扱われます。


 ■ マークレビンソンとは

 オーディオ愛好家なら誰もが知り憧れの存在で続けるハイエンドオーディオのブランド。
AV機器雑誌の表紙や、本やネットのベストバイで紹介されて、”オーディオの基準”として絶賛され続けています。

 マークレビンソンの銀と黒の美しい筐体。 高音質化のために徹底した設計や構造。部品選別は、オーディオファンの興味を惹きます。
実際にマークレビンソンを手に入れた、または聴いた方達の評判が、さらに、マークレビンソンに憧れる人達を増やしてきました。

Revel喇叭
攝眼睛




■ 目次と見出し - ジャンルについて



大きく分けて、本体と周辺機器の2種類・
ジャンル内は、新型や人気が高いものから紹介しています。
(ジャンルをクリックすると、該当項目部分へジャンプします)

 プリアンプ
 パワーアンプ
 インテグレーテッドアンプ

 SACD/CDプレイヤー

2 周辺機器
 ケーブル類





■ 2014年版 Mark Levinson 新製品


 各機種の特長と購入用リンクを紹介します。

■ プリアンプ 


 マークレビンソンと言えばプリアンプ。

・リファレンス・プリアンプ No52
2013年3月発売



 第2世代目のリファレンスモデル。
1999年に発売されたMo.32Lの後継として、2筐体の構成は保ちながら最新の回路と技術が組み込まれる。

 特長は2つの筐体をつかう分離構造。電源回路とオーディオ用の論理回路を分離しています。
 デザインは、ふたつの筐体ともMark Levinson伝統のシンメトリーかつ、銀と黒をまとうコントラストのはっきりしたデザイン。

 内部もチャンネル毎に分離されミラーイメージに配置される。
フロントパネルは入力名表示、利得設定などが可能。No32Lの操作性を受け継ぎながら、拡張した操作ソフトが採用。

 No52の特長である電源部。内部構造はオーディオ回路と操作回路用に独立。音声回路用の電源供給部は、セルフジェネレーション電源。綺麗で強力なAC電源を再作成するための装置で AC電源を一旦 直流化して再作成し整流する。

 もう一つの筐体であるオーディオ部分も分離した内部構造。ノイズループを減らし、基板には新素材を使用した6層基板を使用。ロスを減らし、高速な処理を可能にしています。 インプットバッファー回路は、4段階のゲイン調整が可能。アナログファンのために、フォノイコライザーもケースに納められシールドされ凝った回路が用意されています。

 No.32Lの後を受け継ぎ、頂点に君臨するために生まれたモデルです。






リモートコントロール・プリアンプ No326S



 No32Lの技術を、受け継ぎひとつのボディに凝縮したモデル。



 外観は、薄型で左右対称の美しいデザイン。
湾曲した前面パネルをもち、中央は赤色LEDの表示パネルが付く。

 内部は基板素材に“Arlon N-25”を使用。大型トロイダルトランス。操作部にも独立したトランスを用意しノイズを排除。

 プリアンプの大事な要素であるボリューム部には、No32Lと同じボリュームで”ステップアッテネーター・ボリューム”を使用。基板は“Arlon N-25”を使用。入力にはソース毎に4段階のゲイン調整が可能。本体にはリモコンが付属。増設用のフォノイコライザーも別売されています。

No32Lの部品と技術が使われた、コンパクトで美しい機種です。




■ パワーアンプ 


・リファレンス・モノラル・パワーアンプ No53
2008年発売



 モノラルパワーアンプのリファレンス機。

 マークレビンソンらしい白と銀の2トーンカラー。タワー型の筐体は存在感があります。
側面の黒い部分はヒートシンクになってます。
 
 筐体には下部分に隔離・シールドされて電源供給部が入っています。
No53の電源部は、巨大なトロイダルトランスと47,000μF コンデンサーが4つ。高電圧回路は1次と2次が用意され稼動状態によってそれぞれが作動する。

 No.53の特長としてマークレビンソンの特許技術 IPT:Interleaved Power Technologyが施されています。

 No53の入出力端子はアナログのみですが、内部の信号増幅はデジタルアンプ方式。増幅は4組のスイッチングアンプで行われます。音質向上の仕組みとして、入力信号を4つの部分に分け担当のアンプに送り込む。これにより、スイッチング周波数を4倍に引き上げることが可能。
 
 最上段に隔離されたコントロール回路、専用電源を持った入力回路など、繊細で緻密な仕組みと構造が作られています。 

 価格だけ見ると、ちょっと驚くアンプなのですが内部の構造や、音質向上のためのアイデア、そして実際に製品として結実させた力に感心。

徹底したノイズ対策と、音質向上のためのアイデアを実現した”リファレンス”にふさわしいモデル。

 




・デュアル・モノラル・パワーアンプ No532



 モノラルパワーアンプNo33の基本構成を受け継いだ、デュアル・モノラル・アンプ。

 モノラルのパワーアンプを左右の筐体に納める。
本体上から見て中央に操作回路、前方に電源供給部がありヒートシンクが側面から、挟み込んでいます。

 No33、33Hでの手法を更に進化させた独立構造。オーディオ回路基板は“Arlon-N25”を使用した複層基板。

 徹底した各セクションの隔離や独立・左右配置。回路のコンパクト化。短距離での連結。
従来機の技術を受け継ぎ昇華させたモデルです。






・モノラル・パワーアンプNo531H 
2010年発売

 No.330 シリーズ、No.430 シリーズの伝統を継承。上級モデルNo.532の技術を投入し進化を遂げたモノラル・パワーアンプ。
 オーディオ部と電源供給部を一体化して信号経路を最短化。オーディオ用回路はシンプルで小型化され伝送ロスを減らしています。

 大型のヒートシンクを出力回路をはさみ、繊細な入力からボルテージゲイン部までは物理分離し、相互干渉を少なくしています。

出力:300W(@8Ω)×2









デュアル・モノラル・パワーアンプNo532H 
2010年発売
 


 思想や個々の回路は上の531と同じ、
531Hと532Hは、外観が同じでデュアルモノラル構成のアンプ。

 531Hと532Hの違いは内部の構造。532Hにはモノラルの531の部品がふたつ分入っています。つまりトランスと増幅部のセットが二つ入ってます。

 531Hが2基分入っていながら、価格もかなり抑えられているアンプ。





3チャンネルパワーアンプ No533H

 3chパワーアンプ
出力:300W(@8Ω)×3
重さは、40.8kgとなかなかの重さ。

[入荷待ち]




・5チャンネルパワーアンプ No535H

 5chパワーアンプ
出力は、200W(@8Ω)× 5

[入荷待ち]


■ ■ インテグレーテッドアンプ 


 マークレビンソンの音を、親しみやすくする、インテグレーテッドアンプ。
DACを内蔵し、さまざまなデジタルAV機器と組み合わせやすくなりました。


・インテグレーテッド・アンプ No585
2014年発売



 No585は、現行モデルで唯一のインテグレーテッドアンプ。
アナログとデジタルに対応しています。

 外観はマークレビンソンのパワーアンプにプリアンプが乗ったようなデザイン。 
アルミの前面パネルは、シンメトリーデザインでマークレビンソンらしい銀と黒で染色されています。

 筐体はスチールとアルミの組み合わせ。
 8Ω負荷200W/4Ω負荷350Wの出力で、Class-ABパワーアンプで内部構造は音声回路が独立、左右ミラー構成になっており、デュアルモノラル設計のアンプ。ヒートシンクは内蔵型でコンパクトな外観を生んでいます。

 マークレビンソンらしい徹底した分離構造や丁寧な設計がされ音質対策も充実。パワーアンプ段には、独立電源も用意。

 デジタル部で気になるDACには、米国ESS社の最新デバイスであるES9018を使用。
ハイエンドオーディオで人気があり、高音質で評価の高いチップ。32bit/192kHzに対応。DSD128の再生が可能。アシンクロナス(非同期動作が可能)。
圧縮音源はハーマン社独自のClari-Fiシグナルプロセッシングで再構築が可能。

アナログオーディオ入力は、XLR×1, RCA×3の4系統
デジタル入力はUSB×1, AES/EBU×1, コアキシャル×2, オプチカル×2の6系統
システムコントロールは、Ethernet, RS-232, IRインプット, 12Vトリガー入出力装備
リモコン付属

 高嶺の花であるマークレビンソンですが、No585なら一台で多くの入出力と増幅をまかなえます。





■ SACD/CD プレイヤー


・ No512 CD/SACD Player



 マークレビンソン初ののCD/SACDプレイヤー。
現行で唯一のソース再生機。マークレビンソンらしい徹底した設計と、新アイデアが注ぎ込まれています。

 外観は、黒に銀のボタンで精悍な雰囲気。

アルミ合金製のケースの内部はマークレビンソンらしい整然とした部品配置がされる。
上部から見て手前センターにトランスポート部。 半分以上の面積をトロイダルトランスを2基搭載し、電源関係の基板が占める。トランスはアナログとデジタル用専用でノイズ混入を防止。

 部品の一部は日本製。CDトランスポートで評価の高いESOTERICのVSOP(高性能軸摺動型ピックアップ)を積んでおり、ターンテーブル制御基板にもESOTERICの名前が有る。

 音楽処理部分はマークレビンソンのマークが入る金属製の箱に真っ赤な基板が納められる。気になるプロセッサーは、アナログ·デバイセズ社のAD1955シグマ - デルタDACが搭載されDSDに対応しています。

 特長として自社開発の反ジッター技術が採用。読み出した信号をメモリーに一旦保存し信号を制御します。アナログボリュームを備えており、パワーアンプに直接繋ぐこともできます。

 日本のAV雑誌で毎年賞を取り続けており、長く頂点に君臨するプレイヤー。





■ スピーカー


 REVELは、マークレビンソンの姉妹ブランドでスピーカーを制作しています。
同じハーマングループに属するJBLが技術協力しています。
 
 こちらのページで紹介しています
→マークレビンソンの姉妹ブランド”REVEL”スピーカーを紹介。~ 今年から日本へ本格展開
http://analog-to-digital.seesaa.net/article/443320091.html



■ 周辺機器


 Mark Levinsonは純正のアクセサリー類が無いので 
 同じハーマン取り扱いのブランド、マッキントッシュの用品を紹介。


■ ヘッドフォン


■  ヘッドフォン MHP1000

McIntosh マッキントッシュ ヘッドフォン MHP1000

 McIntosh初のヘッドフォン。

密閉型で、ドライバーは、40mmのダイナミック式。

 ヘッドバンドとイヤーパッドには天然革を使用。
ヘッドフォンケーブルは着脱式、ブルーの標準とミニプラグケーブルが付属。
インピーダンスは200Ωと高め。 専用スタンドが付属。




■ ■

今回、はじめてのマークレビンソン特集をお届けしました。

 マークレビンソンというとまさに雲の上の存在で、ステレオサウンドなど雑誌の表紙やレビュー。一部のショップで現物を見て憧れる人が大多数だと思います。

 ただマークレビンソンの現物をなかなか見られない場合が多いと思いますので稚拙ながらマークレビンソンの解説とリンク集を作ってみました。
 
 雑誌、ネットで絶賛されているのを見たり、カタログや雑誌で構成や技術を読み込んでいく内に『なるほどなぁ・・・これだけの価格する理由があるんだ』と納得。いつのまにか何百万もする製品が欲しくなってきます。

 この記事が少しでもあなたの情報入手。役に立てば幸いです。


■ 更新情報

2019年03月12日 IKG削除
2018年03月19日 ヤフオクリンク削除
2015年03月01日 文章修正、区切りHRタグ追加
2014年12月08日 作成

■ 関連記事

→マークレビンソンの姉妹ブランド”REVEL”スピーカーを紹介。~ 今年から日本へ本格展開
http://analog-to-digital.seesaa.net/article/443320091.html

■ 参考 関連URL

・日本公式ページ
http://marklev.harman-japan.co.jp/

・US公式ページ
http://www.marklevinson.com/