S.M.S.L
今回は、S.M.S.L 社の小型オーディオアンプとDACを紹介します
小さい本体で必要な機能だけに絞られ、品のある外観。音質の高さとお手頃価格で人気が高い製品です。
今日は、S.M.S.L 社のアンプ特集。特長と製品の種類、購入リンク。 そして便利な周辺機器を紹介します
■ S.M.S.L社のアンプについて。 特長と、人気
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。
社名は、地名からとられています。(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭用、カー用の音響製品の企画から製造まで統合しておこなう企業です。
製品は、ヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され、日本でも販売。
主にヘッドフォンアンプや、小型アンプ、DACと可愛い製品が主です。
日本では、Tripath社チップを使ったアンプとして、SA-36Aが人気。
通販大手では、amazonは、Lepai製品が人気が有りますが、楽天では、S.M.S.Lのアンプが人気上位。
買いやすい一万円以下のアンプでありながら、日本の家電、音響メーカー製品を抑えて人気上位を争っています。
■ S.M.S.L社のアンプの特長と、使い方
Tripath TA2020-020 made in USA
デジタルアンプならではの小ささと省電力が魅力です。
人気の高さは、おてごろ価格と音質、デザインの良さとバランスが良いところ。
小ささを活かして、PC用やTV用にスピーカーを用意する用途に人気です。
テレビやモニターの裏に隠したり、数台積み重ねてもAV機器やPCの棚の隙間に収まる可愛いサイズ。
Lepaiが、低価格で素材としての魅力が強く、簡単に言うとオーディ好き、自作好きのおもちゃである面が強いのに対して、S.M.S.L製品は、やや外観や部品が高級。オーディオ初心者でも買いやすい機種です。
アンプやDACの機能は、絞り込まれている製品が多く、ボリュームのみ、もしくはヘッドフォンアンプが付いている程度でシンプルなものが多くなってます。 最近は、スマホ用のポタアンも人気が出ています。
● オススメ部分
ちょっと、綺麗なデザインの製品がほしいと言う方にオススメです(*^_^*)
そして、はじめて、部屋や居間の家電品に繋いで、オーディオ体験するのにむいています。
抑え気味の価格ながらトライパスやTI。ESSのチップを使った機種があり、高級メーカーや日本家電メーカー製品よりも安く、綺麗な音質を楽しめるのが魅力。
細かい面では、バナナプラグに対応していたり、遅延リレーが入っていて電源投入時のノイズが少ないのも、高価な製品に繋ぐ時の安心感が有ります。 ~ 中華の格安アンプは、怖い、使いこなす自信が無い、普通の方にオススメします。
■ 各モデルの特長と、性能、 購入用リンク
日本で販売されている機種を
ジャンル毎に、紹介します。
● プリメイン・アンプ
・S.M.S.L SA-36A PRO 25W+25W(4Ω) ※電源別売り 【Texas Instruments社、TPA3118D2DAP 搭載】
国内販売 2014年4月18日
人気が高い、SA-36Aの後継機。
今回から、Texas Instruments社、TPA3118D2DAPのICを使用しています。
最大出力も少し大きく。 25W×25W(4Ω)になりました
ケース内も、中華アンプにありがちな煩雑さはなく、部品が整然と並び なかなか綺麗です。
データ
出力:独立ネジ式 バナナプラグ 入力:RCA(赤白) DCジャック:外形5.5~内径2.1 センタープラス 本体サイズ:150*92*43mm
※ACアダプター別売。取扱説明書、保証書等は付属しておりません。
種類:ゴールド、シルバー、ブラック。
amazonでは、スピーカーケーブル付属版も販売。
・ S.M.S.L SA-S3
2014/1/19取り扱い開始
Tripathチップを使い人気があるSAシリーズの新型。
Tripath社 TA2021Bを搭載しています。TA2020の後継チップで、
解像度や抜けがよくなり、消音量でも、聞き取りやすい。
25W+25Wデジタルアンプ
付属品; HIFIオーディオケーブル(3.5mmステレオミニ-RCA×2) 1.5mセット
電源は別売り
今回、カラーが3色に増えました
カラー:シルバー、ブラック、ゴールド
・SMSL SA-98E 2
出力は160WX2と大きめ。
チップに、STMicroelectronics社のTDA7498が使われており
トライパス社のチップと比べて、音が豊かと評判が良いです。
・S.M.S.L TA-2020デジタルアンプ SA-36A
楽天の、AVアンプ部門で人気一位。
TA-2020搭載のアンプで長く販売され人気が高い。
TA-2020の音を体験したい方に、オススメの品です。
SA-36の後継で、外観の違いは、前面パネルの上部分に、斜めに削った加工がされました。
あと、文字の黒い墨入れが無くなっています。
内部は、部品の変更が良質な物にかえられ、進化しています
2段の遅延リレーが入っていて、電源投入時のノイズを抑えます。
最大出力:20W×2(4Ω時) 対応スピーカー:4Ω-8Ω 入力端子:RCA入力×2 出力端子:独立ネジ式 電源:DC9V-14V SN比:98dB サイズ:150×92×43mm
今年に入り、しばらく売り切れていましたが、再入荷してます。
取扱店によっては、本体カラーが増えて、ケーブル付きもあります。
カラー:ゴールド、シルバー、ブラック。
>ネット通販検索 (カラー3色+ケーブル付き)
>・NFJストア取り扱い(カラー2色、ケーブル無し)
・SMSL SA-50 デジタルアンプ 50Wx2 T-AMP 高品質HIFI
S.M.S.L
同社で人気が有る小型アンプ。2012年頃から発売され息が長いモデル。
TDA7492搭載、D形式。
ホワイトノイズが有ったりボリュームの精度など、品質はそれなり。
2017年カタログ落ち。
● 日本で未発売の品
・SA-80
Tripath社TA2022使用 80Wx2
・SA-4S
Tripath社TA2020使用
・SA-80
50Wx2
・SAD-25
USB DAC内蔵。TA-2021
ヘッドフォンジャックがあります。
わたしも欲しいな~と思ってるのですが、 大手通販サイトでは取り扱って無いです。
こちらのショップに在庫があります。
http://www.sp01.jp/14_1290.html
■ DAC+ ヘッドフォンアンプ
・🆕SMSL M2 モバイルUSB-DAC ボリューム搭載 USBバスパワー 24/96 ハイレゾサウンド
SMSL
公式 USページ
2014年の新製品 SMSL M2は、外付けDACデコーダサウンドカード。
ヘッドフォンアンプも内蔵しており、大きさは、iPhone4くらい。持ち運びがしやすいのが特長。
本体の前面部分は、電源インジケータ 、ヘッドフォン出力インタフェース、ライン出力、ボリュームスイッチコントローラ。
背面は、USBポート。
M2は、デジタル-アナログ変換が可能で、ブルーレイプレーヤー、CD / DVD、HDセットトップボックス、デジタルTVまたは音楽機器と繋いだり、パソコンの音を良くします。
特長として、ハイレゾに対応。
USB接続が可能で、ASIO、WASAPIや他のドライバーをサポート。
USBの受信チップは、SAVITECH社のSA9027。 USB2.0クラスで、非同期(アシンクロナス)モードに対応しています。
注目点は、DACのデコーダチップ。ESS TechnologyのES9023。24bitチップを使ってます。
ES9023は、DACチップで評価の高いES9018の廉価モデルで、ESS Technologyの元技術たちが作ったResonessence Labs社の CONCERO(6万円)にも搭載。
SA9027とES9023チップの組み合わせは有名なNwAvGuyさん設計でJDSLABSから販売されているODACと同じになってるので、音に期待してしまいます。(^_^)
へッドフォンアンプチップは、MAX9722。小型機器のためにつくられており、特許を取得した設計で小さく作られています。
SMSLの米国販売価格は、62.98ドルで、日本の価格もほぼ同じになってます。
低価格で、有名なチップを積んできて、デザインも良く、コンパクト。
アンプもあるし、てんこ盛りな感じ。 わたしも欲しいな~、と思ってます。
・S.M.S.L FORT ミニUSB DAC + イヤフォン、ヘッドフォンアンプ / ボリュームコントローラー / 【PCM2704内蔵!】
2014年1月19日発売
新製品です。 名前はFORT。ボリュームと、USB-DACが一体になった製品。
本体は、アルミをCNC旋盤で、くり抜いた贅沢な仕様、3.5mmジャックは、Foxconnの3.5mm端子を金メッキ
USBデコーダーには、バーブラウンのPCM2704を使っています。電源はUSBのバスパワーで動作。
見た目や作り、チップ構成は、 FX-AUDIOのFX-M2にそっくりです。
違いは、FORTでは、ヘッドフォン端子上にLEDランプがつき、ケーブルが付属します。FX-M2は、下面にブルーのLED。
サンプリングレート:16bit/32K 44.1K 48K
対応OS:Windows 8&7(32bit/64bit)/ Vista / XP / 2000 / MacOS X / 9.1
付属品;SMSLカスタムUSBケーブル
> FX-AUDIO FX-M2
FX-AUDIO製で、FORTによく似ていますが、下面がLEDで青く光ります。
■ ヘッドフォンアンプ
・S.M.S.L sAp-7 バンド付 ポータブルヘッドフォンアンプ 充電/持ち運び可能。
2013年3月発売
お手頃価格で、付属品も充実
持ち運びが簡単な、小さくて可愛いヘッドフォンアンプ。
スマホに貼り付けられるような小ささです
バッテリーを内蔵していて。、15時間の再生が可能
スタンバイボタン2秒長押しで起動。充電時間:約1.5時間。
イコライザーは、4種類用意されています。ヘッドフォンアンプは、TI社のTPA6120。
データ 出力:16Ω Po=150mW 300ohm Po=16mW
SN非:100dB(A-WTD)battery:3.7V/320mA
本体サイズ:68 * 40 * 10mm 重量:45g
付属品:本体、説明書(英文)、両端3.5STミニケーブル、USB充電ケーブル、シリコンバンド
カラー:ブラックとブルー
・VA1[在庫無し]
・VMV[在庫無し]
・smsl sApII[在庫無し]
■ デコーダー Audio decoder
・Sanskrit[在庫無し]
・FORT
・SD-022[在庫無し]
半年くらいして、44100Hz以外出力しなくなるというトラブルを見かけます。オススメできない。
・SD-650[在庫無し]
■ 周辺機器
S.M.S.Lアンプを使う時に便利な用品
・【PSE規格品】12V5A 汎用 ACアダプター ノイズフィルターつき
TDS-Original
12Vアンプ用のACアダプターで人気の有る製品
ただし、トラブルもあるので覚悟が必要。(^_^;)
■ ケーブル
ケーブルを変えて高音質に。
買いやすい価格で人気もあるケーブルを紹介します。
・小柳出電気商会 ヘッドホンケーブル(3.5mmステレオミニ-3.5mmステレオミニ) HPC-35/
オヤイデ
ちょっと音質を向上させるのに、向いているケーブルです。
価格に対して、性能が高いと評判が良い製品
・audio-technica GOLDLINK Fine ステレオミニ(オス-オス) AT544A
オーディオテクニカ
ステレオケーブルで評価の良い製品。
ケーブル部門で人気一位。
携帯用音楽機器との接続用や、ヘッドフォン用ケーブルにも人気です。
チタン配合シースOFC(無酸素銅)線。金メッキ接点。
長さ:1m、1.5m、3m
● ステレオ Y字ケーブル
・オヤイデ オーディオケーブル(3.5mmステレオミニ-RCA×2) HPC-35R
長さ:1.5m、2.5m
・audio-technica GOLDLINK Basic ピン×2-ステレオミニ
オーディオテクニカ
GOLDLINKのY字ケーブル版
チタン配合シースOFC(無酸素銅)線。金メッキ接点。
長さ 1.0m、1.5m
● 分配
・Victor ステレオミニジャックX2 - ステレオミニプラグ(0.25m) [TWC-12A]
JVCケンウッド
分配ケーブルで、長く販売されている製品。
安価な製品より、低ノイズで精度が良いです。
■ バナナプラグ
スピーカーコードの接続を、簡単にするためのアクセサリー。
小型アンプで、端子間が狭い場合にも、差し込みやすくなります
・audio-technica ソルダーレスバナナプラグ AT6302
バナナプラグで人気一位。
コネクタ部分の後ろから、スピーカーコードを差し込み、外周リングを締め込むだけ
4本セット
・Amazonベーシック バナナプラグ 24k金メッキ 24本入り
横出し型。L型プラグのようになります。
どちらかというと、アンプ端子間スペースに、余裕がある場合に向いてます
キ 24本入り
■ 価格について
輸入販売店から販売されています。SMSLは人気機が多く、ショップ同士の競争があるため
価格自体は、安定していて、アメリカなどと比べてみても”ぼったくり”は無いようです。
ただ、円安傾向にあるので、値段が上がりそう。
高額機が欲しい、お目当ての製品がある方は、早めの購入をお勧めします。
● ●
小さくて可愛いSMSLのアンプ。
オーディオが初めての方には、音楽の世界を広げてくれるでしょう。
大事にしてあげてくださいね。(*^_^*)
■ 更新情報
2017年7月16日 SA-50追加、新盤へのリンク追加
2015年3月19日 新記事へのリンク修正、区切り線HR追加
2015年1月26日
2014年7月20日 SA-98E追加
2014年6月26日 DAC M2追加
2014年6月15日 SA-36A PRO、SAD-22追加 写真、文章整理
2014年5月11日 WV336追加
■ 関連URL、参考サイト
・プロセッサー データシート
TA2020-20
http://www.technobase.jp/eclib/OTHER/DATASHEET/ta2020020.pdf
TA2021B
http://www.technobase.jp/eclib/OTHER/DATASHEET/ta2021b.pdf